急速充電でバッテリー温度は10℃上昇

リチウムイオンバッテリー劣化の原因は温度の上昇と満充電

電気自動車は、走行時より充電時の方がバッテリー温度が上昇します。通常の走行時電流30A〜50Aに対して、日産ディーラーや高速道路SAは100A〜120Aと大電流を流すためです。何方も待ち時間を短縮するためですが、バッテリーには大ダメージで確実に寿命を短縮させます。日産ディーラー急速充電でバッテリー温度を計測すると、約10℃も上昇しました。また、バッテリーのオーバーヒートの警告灯は約55℃点灯ですが、そのまま充電を継続すると強制終了します。ここまで高温になると、経験値で5%〜10%劣化します。更に、満充電で車を駐車させると、大幅に劣化が進むので、走行して60%程度まで放電させましょう。充電80%のロングライフ充電は、バッテリーの長寿命化のためにあるのです。

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電気屋さんの家に生まれ、パソコン27台を買い替え、電気自動車・ガジェットなど電気製品に興味を引かれる福井県民。また、資格マニアで、第1種電気施工管理技術者・ドローン検定1級・アマ無線2級などをもつエンジニア。