電気自動車(日産e-nv200)のドライブで使い勝手を評価する

電気自動車(日産e-nv200)でドライブして使い勝手を評価した

今回は日産e-nv200 で、石川県のコストコ野々市倉庫まで、ドライブがてらに買い物に行ったので、電気自動車e-nv200_24kWh の使い勝手を評価したいと思います。

電気自動車のリチウムイオン蓄電池は、保管残量40%〜60%が寿命を伸ばすと言われており、私の日常の乗り始めは半分くらいになっています。

行程は片道 約70km です。

_自宅(福井市)→ コストコ野々市倉庫 → 自宅

往路(行き)

13:00 自宅を出発

電池残量 ■■■■■■□□□□□□ 44%

走行可能距離は 62kmになっていますが、冬季は暖房を使うので表示より短くなります。今回は国道8号線を北上し、石川県のコストコ野々市倉庫へ向かいます。ルート上には、日産ディーラーの①加賀・②小松がありますが、小松までは厳しいので加賀で充電することにします。

電気自動車は通信機器を備えており、EV充電器の満空情報を知ることが出来ます。私は約5km手前で満空情報を把握することにしています。赤色が「満」、緑色が「空」です。1月6日(土)は、まだ帰省ラッシュなのか「満」が多いですね。目的の急速充電器は、「石川県日産加賀」ですが使用中のようです。

10分経過後(1.4km手前)、再チェックしても「石川日産加賀」が「空」にならないので、「アビオシティ加賀」に変更することにします。時間経過で「空」になることがあるので、間近のチェックと見極めが大切です。なるべくルートを外れずに充電するよう心がけています。

約5km手前(約10分前)と約1km手前で満空情報チェックを行う理由は、「満」「空」の変化で、急速充電器の充電開始時間を推定できるためです。近場が全て「満」の場合、10分前の状況がわかれば、最初に「空」になる急速充電器へ向かうことが出来ます。

14:00 第1回目の充電

アビオシティ加賀の急速充電器に到着したのは1時間後で、出発時 44% が 32.5 km 走行し、13% になり31% 消費しました。計算では 1% 当たり 1km 走行できることになりますね。ここで、外気温も影響します。この時は 8℃ でしたが、もし 0℃付近だと、更に走行距離が減少します。第1回目の充電はバッテリー温度が低いので、30分充電しても80%まで充電されません。

(充電前)残量 ■■□□□□□□□□□□ 13%

(充電後)残量 ■■■■■■■■□□□□ 71%

14:40 アビオシティ加賀を出発

国道8号線小松バイパスを走って快適です。電気自動車は、高速道路で時速80km 以上の速度では、走行可能距離を激減させます。信号の無い小松バイパス・金沢西バイパスは、電気自動車に最適な道路です。

15:30 コストコに到着

自宅を出発して充電時間を含め2時間30分かかりました。充電の40分(準備・後片付け・ルート外れ含む)が時間の無駄のような気がします。

走行距離は自宅から68.9km・アビオシティ加賀から36.4kmです。電池残量は 34% (4/12目盛)で 37%減少なので、電費は1%当たり約1kmでした。

電池残量 ■■■■□□□□□□□□ 34%

収納_荷物の積み込み

日産e-nv200 は バーベースの車に折りたたみ椅子を取り付けたワゴン車です。乗り心地は悪いですが、逆に収納スペースは多く、10kgのコシヒカリも後部座席の下にすっぽり入ります。

日産e-nv200 は、中部座席・後部座席の下面に空間があるので、1.8m程度の長尺物を運搬できます。また、後部座席の下だけでも、10kg米袋を3袋を積むことが出来ます。

復路(帰り)

17:30 コストコを出発

近くのレストランで夕食をとったので、帰宅の出発時間は 17時30分になりました。帰りの充電場所は、加賀までが厳しいので石川日産小松北店にします。

電池残量 ■■■■□□□□□□□□ 34%

帰りも約5km前で満空情報チェックをしますが、市街地の場合は充電設備が多いので、第1画面に目的の石川日産小松北店が表示されません。走行中は次画面送りが出来ないので、3km手前で再度満空情報チェックを行います。空きを確認してから国道8号線大長野西ICを降りて目的地へ向かいます。

18:00 第2回目の充電

石川日産小松北店に到着したのは18時00分で、電池残量15%でした。第2回目の充電もバッテリー温度が低いので、30分充電しても80%まで達しません。

(充電前)残量 ■■□□□□□□□□□□ 15%

(充電後)残量 ■■■■■■■■■■□□ 79%

冬季(低温期)は電量警告表示から急速充電30分で電量80%に達しません。しかし、夏季の急速充電ではバッテリーのオーバーヒートで連続3回しかできませんが、低温期は連続充電による長距離旅行が可能です。

18:35 石川日産小松北店を出発

帰りは日没後で真っ暗になってしまいました。

19:40 自宅に到着

自宅に到着したのは19時40分で、自宅出発の13時00分から6時間40分の買い物ドライブでした。この内、2回の充電時間1時間20分の余計な時間が必要なのが電気自動車の特徴です。

まとめ

電気自動車(日産e-nv200)の利点

  • エンジンが無いので快適に走行できる
  • ガソリンを入れなくて良い(燃料費0円)
  • 待ち時間でも一酸化炭素中毒の心配がない

※ NCS充電カードの会員(月会費2,500円程度)になる必要があります。

電気自動車(日産e-nv200)の欠点

  • 冬季は60〜70km当たり1回の充電が必要である
  • 充電1回当たり約30分 行程が遅くなる
  • 充電場所を何時も考える必要がある

充電時間をどう考えるかが悩ましいです。このロス時間を早めに出発すれば良いし、充電時間がガソリン代(エネルギー代)を生み出していると考えれば我慢できます。私の場合、スマホでブログ編集をしているので、全く問題ありません。

日産リーフに最適なスタッドレスタイヤ(北陸地方の雪)

2018.12.13

ABOUTこの記事をかいた人

電気屋さんの家に生まれ、パソコン27台を買い替え、電気自動車・ガジェットなど電気製品に興味を引かれる福井県民。また、資格マニアで、第1種電気施工管理技術者・ドローン検定1級・アマ無線2級などをもつエンジニア。