日産リーフのバッテリー劣化について
日産リーフのバッテリーは、NECのリチウムイオン二次電池が使用されており、バッテリー(BT)劣化の原因は次のとおりです。
- 充電回数(サイクル寿命)ーBT温度
- 自然劣化(経年劣化)ーBT温度
- 放電深度など
充放電回数とバッテリー温度と劣化
充放電回数に関わる劣化のことをサイクル寿命と言います。スマホも同じですが、充放電回数が増えてくると、バッテリーがへたってきます。もう一つ大切なことは、バッテリー温度との関係です。バッテリー温度が高い状態で充放電を繰り返すと、サイクル寿命が短くなります。トップのグラフのとおり、45°以上の温度で使用すると、25°と比較して寿命が1/5以下になってしまいます。
経年とバッテリー温度と劣化
上のグラフなとおり、経年劣化については、容量90%(劣化10%)の場合、バッテリー温度25°では約5年、45°では1年以下という結果です。バッテリー温度が高いだけで、こんなに劣化するのかという印象です。
平均気温の高い沖縄と低い北海道と比較すると、容量維持率70%(劣化30%)で、那覇が7.5年、札幌が24.0年です。福井では、真ん中とって15年位でしょうか。
バッテリー劣化対策
バッテリー劣化を防止する秘訣としては、とにかくバッテリー温度を上げないことです。満充電状態でかつバッテリー温度が高い状態で長期間 放置されると一気に劣化するので、必ず ロングライフ充電を設定しておきましょう。
出典:NEC論文
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